[読書]10年後の仕事のカタチ10のヒント 松井博、大石哲之


昨年読んだ企業が「帝国化」する アップル、マクドナルド、エクソン~新しい統治者たちの素顔 (アスキー新書)の著者、松井さんがTwitterで宣伝していたので購入して読んでみた。
内容としては、これからの時代の働き方に関するトピックについて対談したものが収録されている。

大石さんはコンサル畑の方で、アジアを中心に自分で歩いて回って得た情報の引き出しを元に考えている感じ。一方の松井さんはアメリカで働き、生活することで考えた日本と外国の違いを語ってくれている。

二人とも意見の方向としては、やはり今後グローバル化、格差の増幅ということがテーマとなっている。大石さんは幅広く集めた情報などを元に意見を展開する。松井さんは働いて、生活して見えてきた外国、主にアメリカの実情を、自らが体験したエピソードを元に話している。

個人的には、実体験に基づく松井さんのエピソードの方が面白いはなしが多いように感じた。

印象に残ったところ

  • (アメリカの雇用文化について)正社員として働くメリットは健康保険。解雇されやすい・されにくいの問題ではない。
  • (転職の相談について)日本にいる人は、今までやったことのない仕事、異文化の仕事に就きたい、という希望が多い。インドや中国人はグローバルな視点だから、専門の領域でもっとデカイことできるイメージを持っている。
  • カンボジアでエンジニアを雇うと月2万円、日本でそこそこのエンジニアを雇うと月40万円。たった20分の1の人件費。同じコストならカンボジアで20人雇えてしまう。iPhoneアプリ案てあっという間にできてしまう。
  • 東欧はプログラムコンテストなんかやるとばんばん入賞するような大学とかごそごそある。でも東欧には仕事がないから、世界中からの仕事を安く引き受ける。
  • 自分が怠けたい一心で効率の良いやり方を考える。「言語」と「技能」は確かに大事だが、「仕組みづくり」ってのも大事
  • (アメリカの配管工がすごいハイテク化しているという話)実際にあなほったりといったものすごい重動労は人やとってやらせる。ホームセンターの前で立っているメキシコ人に掘らせる。で、自分はハイテク機器で原因だけ究明して、一番手が汚れる作業は下層ノマドにやらせるみたいなことが起きている。
  • (ベトナムで不動産業を始めた外国人が市場を独占しているという話について)先進国である仕事をそのまま持ってきているだけ。不動産の仲介業なんかありふれた仕事。必要なものは競争が無いところに最初に持っていく勇気。技能が無いなら勇気ぐらい持とう。
  • 「自分で決める、自分でリスクを背負う」って言う経験(起業など)は、会社で言われたことをやるのとは全く違う。
  • 東南アジアに行くとあり得ないことが色々起きる。それはもうそういうものだと思って慣れる。
  • (旅行のTipsについて)英語のガイドブックを読むのが良い。載っている観光名所も日本語のガイドブックとは違うから、別の旅をしている感じになる。「地球の歩き方」が絶対ではない。英語の本と両方見てみるのがよい。

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